ハイパスのシャープネス

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昨日載せましたようにAdobe Max Japan 2016でのワタシの解説に間違いがあり、改めてここに記し、お詫びのリカバーとしてワタシが普段やっているもうちょっとだけ凝った方法も紹介しておきますね。

1.画像を開き、背景となってるベース像のレイヤーを複製します。
2.複製したレイヤーにハイパスフィルターを使用し、半径を調節してシャープをかけたい部分のエッジだけが見えるようにします。
3.調整が終わったら、そのレイヤーの描画モードをオーバーレイに。
4.必要に応じて透明度を下げて程度調整。

これが正しい方法です。

では、もうちょっとだけ細かい方法を。ワタシは普段こちらを使用しています(なので間違えてしまいました:汗)。

1.1の手順は同じで、基画像の背景レイヤーを複製します。これをレイヤーBと呼びます。
2.さらにレイヤーを新規作成し、描画モードを比較(明)に。これをレイヤーCと呼びます。
3.レイヤーCの全面を50%グレーで塗りつぶします。中間より明るい部分だけが残ります。
4.レイヤーBとCを選択し、レイヤーを統合します。この場合、元の画像がスマートオブジェクトとして開かれていても、統合した部分のレイヤーはラスタライズされて通常画像レイヤーになります(ベース画像のレイヤーはスマートオブジェクトのまま)。
5.その統合したレイヤーにハイパスフィルターをかけ、レイヤーの描画モードをオーバーレイにします。ここからは最初に説明した方法と同じ。以上です。

この方法で何が違うかと言えば、比較(明)を使用することで、暗い部分はハイパスで引っかからなくなり、結果として暗部にはシャープ効果がかからなくなります。最初の方法とで作ったハイパス像と、この方法で作ったハイパス像ではあきらかに抜き出されるエッジが異なります。

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↑ 左が最初の方法のハイパス像で、右がワタシがやってる二番目の方法のハイパス像です。(クリックで大きなサイズで表示します)

 

これは暗部ノイズの多いデジタルカメラの画像では有効な方法です。また、レイヤーCを塗りつぶすグレー濃度を変えることで、切り捨てるポイントを調整できます。さらに、比較(暗)も組み合わせて同様の作業を行えば、明部と暗部で異なるシャープネスをかけることができ、シャドーにブチノイズのあるデータなら軽くボカしてからかけるなど、いろいろと応用が利きます。

ということで、普段は書かない写真のテクニカルなお話しでした。
ガイドブックを執筆するような内容ですね (^^;
最初の方法だけならガイドブックやWebにも書かれていたりしますが、これは書かれているのは見たことがありません。ワタシのオリジナル、ってワケではないと思いますが参考まで。
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